証券会社の営業が詐欺と言われてしまう理由
顧客は損をしたり、騙されると、詐欺だと言います。
このサイトにも「野村証券 詐欺」「大和証券 詐欺」「@@証券 詐欺」という検索キーワードで流入してくるユーザーが増えてきている。
顧客の自己責任とはいえ、結果的に詐欺だと言われてしまうのはのは、営業マンの本質的な問題にあると感じる。
そもそも、なぜ証券会社が詐欺と言われてしまうのか。
まず営業マンは、いくら少し無理しても会社が守ってくれると勘違いをしている。会社自体はただの箱であって、支店長はただ支店の数字が気になり、上司は支店長から怒られる恐怖に怯え、部下に数字を求める。
そしてセールスたちは、顧客の資産を動かさなくてもいいものを、無理に違うものに変えようとする。そして無理に変えると、結果的になぜか顧客は損をする。そして最終的に、あの時に、買わなければよかった、変えなければよかった、となる。
ちなみにオリンパスの粉飾などを題材にした本はこちら
ここで顧客は、「野村証券 詐欺」「大和証券 詐欺」「みずほ証券 詐欺」という言葉にたどり着くのである。
訴えられれば、営業マンは、上司に言われて、支店長が怖くて、何て理由にならないのである。最終的に訴えられるのは、セールスであり、下手したら犯罪歴がつくのである。そこに会社や上司は守ってあげるなんてことはできないのである。
正しい、資産運用とは何なのか、正しい、仕事とは何なのか。
セールス自体が心を変えなければ、何も変わらないのである。
営業マンの本質的な問題とは?
営業マンの本質的な問題は何か。それは顧客の身になって、物事を考えていないということである。
「顧客が損をしている時にちゃんと説明にお伺いしているか」
顧客が損をしているので、少し連絡がしづらくなってしまった。。。
顧客の立場に立ってよく考えてみてほしい。
損をして不安でどうすればいいか、、、売るべきなのか、、、それともこのまま待っていていいのか。
商品を販売したセールスからは何の連絡もない。そんな状況で、売ってきたのはいいが、何のフォローもないのは詐欺と言われてもしょうがない。
そして、顧客は損をしていて、営業マンから連絡をしてきてもさほど怒らない。それを営業マンは理解せず怠っているのである。
あなたが顧客なら、もちろん謝ることはしてくるのは前提にしろ、しっかりと連絡をくれる営業マンの方が、さらに信頼は増すのである。
「顧客が本当に必要としている商品を販売しているか?」
2014年のダイヤモンドの記事で野村がファンドラップの純増がシェアトップになったという記事があった。
顧客から見たら、どうだろうか。ファンドラップっていうやつは人気だ、私も買おう。となるのだろうか。そんなことになるわけがない。
そして馬鹿の一つ覚えのようにファンドラップを売りまくる証券会社に最終的に、水を注ぐのはこの記事のようだ。
その商品の本質が理解できていない営業マンが多すぎる。いやもしかしたら、会社の方針だからしょうがないとほざく営業マンもいるかもしれない。
営業マンよ、あなたたちは、上司の指示、支店長の指示に答えないからといって死ぬわけではない。数字のための営業マンなんか社会には必要ないのである。それができる証券マンだと思っているのは、社内だけである。社外に出ればそんなことは、正直、大したことはない。
顧客のことを第一に考え、顧客に利益をもたらすこと。それがあなたの行く末なのである。
営業マンよ、自分の本当の軸を持ち、仕事をしなさい。